2018年10月4日木曜日

THOMAS-Era "AMICI16" アミーチ出演

「AMICI」の新しいシーズンは11月からテレビ放映が始まります。
今の17シーズンもきっとチーム戦が行われているところでしょう!


「AMICI」はイタリア全土から相当な数の応募者の中からオーディションを行い
集められるのはわずか20~30名


2016年の応募者の中にはトーマスの名前も当然あり
オーディションを経て合格
そうしてテレビ放映がスタート

レッスンと講師陣による試験、生徒同士による対決等々

2016年度版は最終的に12名に絞られて、2つのチームに分かれますが
トーマスは講師陣全員からのチーム入りの賛同を得るのに苦戦
それでも奮闘して、とうとう12番目のメンバーに入ることが出来ました。
(因みにセバスティアンは1番目に合格してた。)


そして2017年3月
いよいよ土曜夜のゴールデンでの対決が始まります。
その名も「SERALE」セラーレ
夜の学校の始まりです!

実力派シンガーソングライターELISA(エリーザ)率いるブル(青)チームと
我らがトーマスのいる
MORGAN(モルガン)というおじさま率いるビアンコ(白)チーム


ここからチーム対決をして、勝ったチームが相手チームから脱落者を指名(キツイ!)
指名された生徒はそこからまたパフォーマンスをして
視聴者からの人気投票(電話やSNS)や指導者兼審査員の人たちの判断によって
残留出来る子もいれば、そのまま脱落者も出ます。
で、脱落した場合は合宿所から即退場です。
これを6名になるまで絞り込み
そこから更に4名のファイナリストを選び決勝戦に入ります。


生徒たちは土曜日の対決の為に平日の午後レッスンを受けたり
日々、パフォーマンスを練習
放映されるのは練習風景以外にも
番組から出された指令をこなしたり
ドッキリを仕掛けたりと合宿内での一定時間はバラエティー番組になっています。
その模様や合宿風景を生放送することによって
視聴者は自分のお気に入りを見つけたり、人気投票の際の参考にするわけですね。


トーマスはオーディション時から「ピッコリーノ」(おチビちゃん)と呼ばれたように
最年少の上、体が小さく(小さくはないけど細いのよね)
自分の意見はちゃんといえるけど周りの兄さん姉さん達の迫力に負け
いじられたりと完全に弟というか末っ子キャラ
 トーマス君の髪型が相変わらず凄い件
それでもレッスンにはいつでも一生懸命

(後ろで座っているのは硬派なシンガーソングライターのマイク君、当時23歳)


おや?
気が付いたらビアンカチームの監督兼歌手部門の先生だった白いおじ様が居なくなって女性に変わっていた。
病気かなんかで倒れたのかな?と思っていたけどどうも様子が違うらしい
少し調べてみるとなにやら不穏な出来事が・・・
 イタリアのwebNEWS
モルガンはアミーチを去る:”マリア・デ・フィリッピ”の驚きの発表
”マリア・デ・フィリッピ”は「AMICI」の番組プロデューサーさんの事
番組の正式名称は「AMICI di Maria De Filippi 」なんです。


この白いおじ様「MORGAN」モルガンは実力実績共に高い音楽家で
歌手活動やらバンドやら、作曲家やらとてもマルチに活躍してらっしゃる現在46歳(えぇ!)


見た通りちょっとトリッキーな芸術家肌の人
いくつかの芸能記事と動画を見るとモルガンとプロデューサーの意見が対立していて
そこに自らがチームに引き入れた”信念を曲げない俺流マイク君”が言う事を訊かず
さらにチームが苦戦を強いられ
自分の作ったプログラムに反発したマイク君にブチ切れしてステージでスタンドプレー
そして番組で大ブーイングを受けて放送中に途中退場な感じ?
その後SNSで反撃し、さらには名誉毀損訴訟にまで発展
結局訴訟がどうなったのかは分からないけど
マイクはインタビューで
「モルガンは私にとって父の様なものです。この度の論争には賛成できません。」
と話し終息を図り、モルガンの後任として先ほどの動画の女性EMMA(エンマ)が選ばれました。


因みにエンマ・マッローネ(Emma Marrone)はイタリアではなかなかの実力派ポップシンガーです。
彼女自身も2009年度版の「AMICI」に参加した生徒で優勝しています。
デビュー後の2012年にはサンレモ音楽祭で優勝、翌年にはこの「AMICI」の芸術監督に選出されたり
2014年には前回紹介した「ユーロヴィジョン」にイタリア代表として出場しています。
2016年にはスペインの若手歌手として紹介したアルバロ君とフェスでデュエット
このコラボがまたカッコイイの!👉 Alvaro Soler - Libre ft. Emma


話が逸れましたが
こんな自由気ままに踊っていますが、実は凄い人なんですよってことを言いたかった。
そして、教え方は先生それぞれです。


モルガンは16シーズンが2期目なので一連のシステムを知っていたはずで
いざとなったらたまたまマイクと粗利が合わなかっただけなのか
(チーム入り前から審査員としてマイクのこだわり振りや気難しさは知っていたはずだけれど)
実は前期から不満が溜まっていたのかそれは分かりません。
ただ、いくつかのモルガンとビアンカチームのやり取りを見ていると
メンバー全員をソファに座らせて
その目の前のTVで合宿所内のマイクの行動を映したビデオを流しながら
ひたすらマイクを責め続けるモルガンの映像はかなり辛い
時に黙って耐え、時にモルガンに訴えるマイク
横で怯えるトーマス、落ち着きなく歩き回るセバ
トーマスはまだ未成年と言う事で合宿所で寝泊まりはしていないみたいで
セバはダンサーなのでモルガンと多く接することなく
故にマイクともう一人の女の子シェディの二人ががっつりモルガンと絡むこととなり
モルガンは何のインタビューでか(マイクより)トーマスの方が素晴らしい
更にはダンサーたちの方がより気に入っている発言をしたりとドンドンとマイクを追い詰めている。
チーム入りのインタビューではモルガンに選ばれたことをとても喜んでいたのに


これをパワハラというのだろうか?
ただモルガンだけが悪いという感じではなくて
結局 誰も得をせず、幸せにもならず、そしてみんなから笑顔が消えて・・


それからしばらくしてビアンカチームにエンマが訪れ
メンバー全員がエンマに居て欲しいと伝え、ようやく皆の顔に笑顔が戻る
彼女はたびたび合宿所に訪れ一緒にお茶をしたり話をしたり
皆をリラックスさせて音楽に取り組む環境を作っていきました。
そういう一連を考えて最初のマイクやトーマスの笑顔を見ると何とも切ない気持ちになります。
気分はもう親戚のおばちゃんです。
愛すべき不器用君達




そろそろトーマスの話に戻しましょうか


トーマスは他のシンガーと違い唄って踊る子なので
特別にダンスのレッスンを受けることも
しかしダンサーの生徒たちとはまた違うレッスン風景

ひたすらステップの練習
そしてKITEさん的なパッションと擬音語多様なダンスの先生
だんだんKITEさんに見えて来た・・・


4月にようやく17歳になったトーマスは合宿所に入り
セバの酷いいびきにも耐えつつ絆を深めて行きます。


そんなこんなでチーム対決は続き
ソロやコラボ、デュエット等色んな趣向を凝らし
勝ったり負けたり、誰かが脱落したり

課題はときに自分の唄ったことのない曲も出ます。
トーマスが生まれるちょっと前くらいにデビューした
「Tiziano Ferro(ティツィアーノフェッロ)」の高難易度の曲を猛特訓の二人
トーマスはティツィアーノにあんまり興味がなかったらしく
ティツィアーノファンの私は何気にショックでした・・・。


そして準決勝でブルチームの紅一点フェデリカと対戦
(数回に渡ってなのか一発勝負なのかよく分からないけど)
ここでフェデリカに勝ったらファイナリストの選出メンバーに加わることが出来ます。



唄いこなしてるよ!凄いぞトーマス!!





そして結果はいかに?





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